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オメガ3と心筋梗塞

オメガ3と心筋梗塞、脳との関係

血栓の怖い病気として知られている、心筋梗塞ですが、これについて2013.01.28付の
SANKEI EXPRESSに興味深い記事が掲載されていましたので、以下、引用します。

オメガ3と心筋梗塞、脳との関係

ギリシャ、イタリア、スペインといった地中海沿岸の食事が心臓疾患の予防につながる
可能性が以前から指摘されていました。
心筋梗塞を研究しているイタリアの専門機関GISSIに「Prevenzione trial」(予防試験)
という興味深い記事があります。
GISSIは、イタリアの300を超える心臓医療機関が参加してつくられた組織です。
彼らは長期間にわたりいくつかの心臓病についての調査を行いました。
その中でも、心筋梗塞を起こした人が再び心筋梗塞を発症することをオメガ3脂肪酸が
予防するかどうかを調査したものがGISSI予防試験です。

心筋梗塞を起こしたことがある患者さんを2群にわけて、DHAやEPAを含むオメガ3を
摂取する群とそうでない群に分けて追跡調査を行いました。
その結果、オメガ3を摂取する群の方が心筋梗塞の再発率も死亡率も低下していたのです。
2007年に日本で行われた研究JELISでは、高脂血症を伴う日本人において、EPAを内服
していた人の方が心筋梗塞や脳梗塞の発症が少ないことが示されました。
さらに面白いのは、高コレステロールの治療薬であるスタチンがあってもなくても、
オメガ3脂肪酸の効果には影響がなかったことです。
どうやら、DHAやEPAといった魚由来のオメガ3脂肪酸は、それ自体に体に良い効果が
あるようです。

GISSI試験のインパクトは大きく、魚油そのものに近いDHAとEPA両者が含まれている
ことに意味があると考えている人もいます。
両者とも魚油由来の成分ですが、併用することでお互いの良さが強調されるというわけです。
EPAには、血栓をつくりにくくする作用があることが知られていましたが、最近ではDHA
の脳への効果が注目されています。
DHAは脳の細胞を作り出す神経幹細胞を活性化させたり、あらがう作用を持つことも報告
されています。
さらに、発達障害のひとつである注意欠陥多動性障害(ADHD)といった落ち着きのない
子供たちとDHAの関係があるかもしれないといわれています。
血液中のDHA濃度とこういった脳機能の関連も研究されています。

                           (秋葉原駅クリニック院長)

なるほど。
確かにそうですね。
ところで、「DHA」や「EPA」って、なに?

DHA:ドコサヘキサエン酸(Docosa Hexaenoic Acid)
EPA:エイコサペンタエン酸(Eicosa Pentaenoic Acid)

なんやら、呪文のようにも聞こえますが、
簡単にいうと、人の体に必ず必要な「必須脂肪酸」のひとつです。
体の中で勝手につくられることがないので、食べ物から摂らなくてはなりません。
ご存知の人もいると思いますが、DHAやEPAは魚に多く含まれています。
かつて、多くの日本人が魚から摂っていましたが、近年では肉中心・欧米化の食生活が広く
浸透しているので、魚を食べる機会が少なくなったように感じます。
当サイトの血栓予防に役立つ食品などでもご紹介していますので、少しずつあなたの食生活
に魚を取り入れ、血栓予防に役立ててみてはいかがでしょうか?